看護部

ご挨拶

当院は、患者さん本位の心温まるすぐれた医療の提供を病院のミッション(使命)に掲げ、二次救急に対応した中核病院として、ハイケアユニットをはじめ、回復期リハビリテーション病棟、訪問看護ステーションを有し、地域に根差した医療・看護を提供しております。また、地域住民の健康寿命延伸のため予防医療に力を注いでおり、2024年、7月には健康管理センターを拡充させ新しく生まれ変わる予定となっています。
また、4月より災害拠点病院としての役割も担っていきます。

看護部では、患者に関心を寄せ、患者・家族が求めることに気づくことのできる看護師育成に力を注いでいます。そのために、確かな知識と技術を提供できるように、充実した教育体制を整備するとともに、専門看護師や認定看護師、院内スペシャリストの育成に力を注いでいます。

現在、認定看護管理者2名、専門看護師1名、認定看護師11分野15名が院内・外で活動しています。また、特定行為研修修了者も5名在籍しています。
それらのスペシャリストを主軸に新人教育体制を整備し、部署のスタッフ全員で新人看護職員を支え育てていく屋根瓦方式で一緒に働く仲間を応援しています。

当院併設の訪問看護ステーションでは、在宅で過ごしたいという患者・家族の思いを叶えるために、病棟看護師、入退院支援看護師、医師、MSW等、多職種が連携しながら、退院支援を実施しています。在宅で過ごす患者の穏やかな顔をみることで、退院支援の醍醐味を実感し、さらなる患者支援の強化につないでいます。

また、職員が働きやすい環境整備の一環として、当院の敷地内に令和4年6月「くすのき保育園」を開園しました。1か月の保育料が1万円と、とても利用しやすい金額となっており、職員からとても好評です。出産後も安心して子育てと仕事が両立できるよう応援しています。

さらに 令和5年度より新人看護師に就職支度金制度を準備しました。少しでも、自己研鑽のための学習教材の購入や社会人に必要な物品の購入などに充て心配なく勤務できるよう後押ししたいと考えています。
また、令和5年度より白衣もモデルチェンジし、日勤と夜勤の区別が一目でわかるように、色を変え、働き方改革に一層力を入れています。職員の意識づけにつながり、時間外削減に成果をあげています。

さらに、セル看護提供方式®を3部署で導入しており、患者のそばで看護を行うというメリットを活かしながら、身体拘束解除や転倒転落リスクの回避に努め、患者の療養生活が安心・安全となるよう取り組んでいます。

全職員がやりがいを持ち、働き続けることのできる職場となるよう、看護部一丸となり人生100年時代を見据え様々な課題に取り組んでいます。皆さん、済生会富山病院でともに頑張りましょう。

令和6年 4月
副院長・看護部長
 瀬山 尚子

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