歯科口腔外科

当科では、富山市の歯科医療における二次医療機関として、かかりつけ歯科医院の先生方と連携しながら口腔外科疾患を中心に診療を行っています。また、全身疾患をお持ちの方の歯科治療（主に抜歯などの観血的治療）も、他科の医師と連携の上で実施しています。

主な対象疾患・診療内容

• 高度な治療を要する疾患については富山大学附属病院歯科口腔外科と連携して診断・治療を行っています。

入院管理下の観血的処置

抗凝固療法中（血液サラサラのお薬を内服されている）方、全身疾患をお持ちの方、恐怖心が強い方などを対象に、入院管理下に観血的処置（局所麻酔下の抜歯など）を行っています。

全身麻酔下の一括抜歯

毎週火曜日の午後から全身麻酔下に埋伏智歯の抜歯を行っています。原則１泊２日入院で施術可能です。

充実した医科歯科連携

糖尿病や腎臓病、心疾患など様々な疾患と歯周病との関連が明らかになっていますので、それらの疾患で当院へ通院中・入院中の患者様に歯科的介入を実施しています。また、整形外科との連携では、人工関節置換術前や骨粗鬆症治療開始前に当科を受診いただいています。口腔内評価を実施した上で歯周病やう蝕と原疾患の関わりを患者様に説明し、口腔衛生指導や必要な外科処置を行っています。歯周炎やう蝕などの要治療歯が見つかった場合は、かかりつけ歯科医院と連携の上で治療介入を行っています。
術後肺炎の予防、手術部位の感染予防を目的に全身麻酔下の手術を受けられる患者様には手術前後に口腔ケアを実施しています。
癌治療中の患者様は、化学療法や放射線治療の影響で口腔粘膜炎や出血、口腔乾燥などのトラブルが生じることがあります。定期的に口腔ケアと治療介入を行うことで、口腔トラブルの発生・重症化を防ぐ取り組みに力を入れています。

• 緊急の場合を除き、紹介状を持参いただいています。まずはかかりつけ歯科医院を受診した上でお越しください。
• 受診前に予約を取得してください。
• 原則一般歯科治療（歯周病・う蝕・義歯）は実施していません。