放射線技術科
MRI検査
磁場と電磁波を用いて体内の様々な臓器の形態・代謝・機能などを画像化する事ができる検査です。X線検査・CT検査とは異なり放射線を用いません。CT検査ではわかりにくい病気を発見しやすい場合もあります。
検査の内容
MRI検査は、長さ160cm・直径60cmの円筒状の磁石でできた装置の中へ入って行います。検査時間は、20~40分程で検査中は大きな騒音や振動を生じますが放射線を用いないため被ばくする事はありません。
また、造影剤を使用しないで血管を描出する事も可能です。
検査を受ける方への注意事項下記の項目に該当する方は事前にスタッフへお申し出下さい。場合によっては検査を行えない事があります。
- 体内に精密機器・金属が埋め込まれている方
- 閉所恐怖症の方
- 刺青を入れている方
造影検査を受けられる方へ
造影剤とは、病気をわかりやすくするお薬で、腕の静脈から注入します。病気によっては造影剤を使用しないと見つけることのできないものもあります。しかし、ごく希に造影剤による副作用が見られる場合があります。
注意事項
下記の項目に該当する方は事前にスタッフへお申し出下さい。場合によっては検査を行えない事があります。
- CT・MRIの造影剤により具合が悪くなったことがある方
- 腎機能障害・ぜんそくを患っている、または患ったことがある方
- 食べ物や薬アレルギーのある方
- 妊娠している方、またはその可能性がある方
検査の紹介(頭部MRI検査)
下記の画像は、脳梗塞の患者さんのCTとMRI・MRA画像です。CTでは、解りにくい急性期の脳梗塞の描出に優れている事がわかります。また、造影剤を用いずに脳血管の状態を知る事が可能です。
*当院では、24時間体制でMRIを運用しています。(詳細については脳卒中センター参照)