放射線技術科
CT検査
320列MDCT・80列MDCT
CTはComputed Tomography (コンピュータ断層撮影法)の略語です。
X線を放出する管球と、検出器が体の周りを回転しデータを収集します。
そして、そのデータをコンピューターが再構成・表示する検査です。
マルチスライスCTの導入により、1mm以下の画像を積み重ねることで従来の輪切りの画像だけでなく、様々な方向からの断面像の作成が可能となりました。
検査の特徴
撮影は、ドーナツ状の円筒の中を通過しながら行います。
検査時間は早いものでは3分、長くても15分程度で終了します。
また、検査部位によっては息を止めて撮影する場合もありますが息止めの長さも10秒程度です。
その他に、通常の撮影では見分けることが難しい病変や小さな病変を、より詳しく検査するために、造影剤を腕の静脈から注入することもあります。(造影CT検査)
検査を受ける方々への注意点
(下記の項目に該当する方は事前にスタッフまでお申し出ください)
- 妊娠中の方、または妊娠の可能性がある方。
- 閉所恐怖症の方。
造影CT検査を受けられる方へ
造影CT検査は、腕の静脈から造影剤を注入しながら行う検査です。 造影剤が体に注入されると、体が温かく感じます。
お願い
造影剤は、ごく希に副作用がみられる場合があります。
次に該当される方は、事前にスタッフへお申し出ください。
- ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある方
- 重篤な腎障害の方
- 重篤な甲状腺疾患の方
- 心障害
- 肝障害
- 腎障害
- 褐色細胞腫
- 急性膵炎
- マクロビリン血症
- 気管支喘息
- 多発性骨髄腫
- テタニー
- 食品や薬品でアレルギーが出たことがある方
- 糖尿病治療薬を服用中の方
※いずれも造影剤を用いた検査画像です。