病院案内

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 31 62 76 150 298 493 1130 1213 530

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 118 28.69 20.6 39.83 86.19
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 80 19.16 13.52 13.75 81.23
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 68 5.79 4.26 1.47 74.72
050130xx9902xx 心不全 57 23.6 23.74 5.26 85.51
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 54 18.7 15.44 22.22 84.5

当院では、救急患者を積極的に受け入れているため、感染症の患者が上位を占めています。誤嚥性肺炎は、高齢の方や脳卒中後の方で食物等を飲み込む(嚥下)機能が低下することで発症する肺炎です。高齢者に多く、基礎疾患もあるため入院期間も長くなっています。当院では、多職種による摂食嚥下サポートチームが入院直後から介入し、肺炎治療と並行して嚥下機能回復にも努めています。腎臓又は尿路の感染症も、高齢者の感染症の代表的なものです。
狭心症や心筋梗塞に対するカテーテル治療、大腸ポリープや胃癌の内視鏡治療も積極的に行っています。狭心症や心筋梗塞に対するカテーテル治療では、運動療法など心臓リハビリテーションも同時に行っているため、全国平均に比べ在院日数が伸びていますが再発防止に重要なものです。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 46 3.63 4.55 0 69.89
060241xx97xxxx 痔核 28 3.86 5.41 0 65.79
060150xx03xxxx 虫垂炎 27 3.56 5.29 0 45.15
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 24 6.5 9.88 0 72.21
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 23 18.04 15.12 8.7 74.48

当院外科では、主に消化器領域の外科手術を消化器内科と連携して行っています。その他甲状腺、乳腺等の一般外科も診断から治療まで診療しております。癌などの悪性疾患はもちろん、胆石症や虫垂炎や鼠径ヘルニアといった良性疾患の手術も数多く行っています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 81 25.31 25.5 69.14 84.46
070350xx01xxxx 椎間板変性、ヘルニア 52 8.87 9.53 0 59.52
070343xx02x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 48 9.1 11.53 2.08 70.94
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 37 24.11 19.34 51.35 79.59
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 31 19.29 21.96 0 76.94

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 33 19.06 15.7 42.42 70.79
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 32 10.91 9.88 9.38 74.47
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 32 6.97 8.38 12.5 67.41
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 25 29.28 19.09 60 69.28
010030xx03x0xx 未破裂脳動脈瘤 17 9.47 8.94 0 66.94

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 12 2 2.03 0 54.58
030400xx99xxxx 前庭機能障害 12 5 4.73 0 66.75
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 - - 6.02 - -
030270xxxxxxxx 上気道炎 - - 4.72 - -
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 - - 7.52 - -

耳鼻咽喉科では睡眠時無呼吸症候群の検査入院やめまいや感染症による入院の他に、慢性副鼻腔炎や喉頭疾患に対する手術のための入院が多数を占めています。睡眠時無呼吸症候群に関しては地域の医院と連携して検査・治療を行っており、検査入院が増加傾向にあります。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 10 8.2 9.29 0 66.1
080010xxxx0xxx 膿皮症 - - 12.88 - -

蜂窩織炎や高齢者の帯状疱疹を主に対応しています。最近では、比較的大きな皮膚・皮下腫瘍や顔面の腫瘍なども安全面を考慮して1泊入院での手術を行っています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患 40 3.7 2.43 0 61.03
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 35 2.06 2.44 0 75
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 29 8.83 6.85 0 71.62
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 17 8.76 5.22 5.88 69.06
11013xxx97xxxx 下部尿路疾患 14 10.82 10.82 14.29 43.29

当院の泌尿器科では、泌尿器科全般の疾患を取り扱っています。泌尿器悪性腫瘍でロボット手術の必要な患者さんについては、富山大学をはじめとする近隣の当該病院への紹介を行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - 20 18 - 1 8
大腸癌 14 23 28 13 45 45 2
乳癌 11 10 - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - 10 11 2

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院外科では、主に消化器領域の外科手術を消化器内科と連携して行っています。その他甲状腺、乳腺等の一般外科も診断から治療まで診療しております。癌などの悪性疾患はもちろん、胆石症や虫垂炎や鼠径ヘルニアといった良性疾患の手術も数多く行っています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 131 21.56 78.59
重症 41 21.37 84.68
超重症 15 26.07 86.27
不明 - - -

市中肺炎では、軽症は外来治療が一般的です。中等症例が最多ですが、重症例ほど高齢者が多く、治療期間も長くなっています。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 133 31.81 76.86 39.31
その他 40 30.28 73.05 12.72

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 77 3.23 7.6 1.3 76.17
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 53 2.36 10.77 9.43 78.96
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 35 2.43 5.94 0 72.34
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 31 0.94 2.32 0 73.45
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 27 3.74 14.11 11.11 82.37

内科でもカテーテルや内視鏡を用いた手術を行っています。
経皮的冠動脈ステント留置術は、狭心症や心筋梗塞の原因となる動脈硬化により心臓の血管(冠動脈)が細くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)したところを風船(バルーン)カテーテルで広げ、薄い金属の網(ステント)で内張をして治療する手術です。四肢の血管拡張術・血栓除去術は、主に足の動脈に生じた狭窄や閉塞をバルーンカテーテルやステントを用いて治療する手術です。
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は、大腸ポリープや腫瘍を内視鏡を用いて切除する手術です。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 32 2.56 3.69 0 62.34
K7434 痔核手術(脱肛を含む)(根治手術(硬化療法を伴わない)) 28 0.18 2.68 0 65.79
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 27 0 2 0 67.7
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 21 0.29 2.05 0 41.05
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 21 2.62 10.76 0 72.48

内視鏡手術の技術認定医を中心として、各種専門医が多数の腹腔鏡下手術を行っています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 62 1.47 24.31 61.29 82.79
K0821 人工関節置換術(膝) 56 2.13 16.8 1.79 74.23
K134-22 内視鏡下椎間板摘出(切除)術(後方摘出術) 52 1.98 5.96 0 59.6
K0462 骨折観血的手術(下腿) 32 1.63 20.34 6.25 70.34
K0811 人工骨頭挿入術(股) 30 3.03 21.2 73.33 84.73

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 22 0.5 24.32 18.18 80.86
K1781 脳血管内手術(1箇所) 18 2.89 34.44 16.67 69.39
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 12 17.83 9.08 16.67 75.17
K178-2 経皮的脳血管形成術 - - - - -
K178-4 経皮的脳血栓回収術 - - - - -

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 46 0.28 1.89 0 54.76
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 30 3.27 6.53 0 71.83
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 16 3.06 5.44 6.25 70.5
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 14 2.79 12.43 21.43 77.14
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) - - - - -

当院の泌尿器科では、膀胱悪性腫瘍や尿路結石の内視鏡手術を多く施行しています。また、男性不妊の診療にも力を入れており、顕微鏡使用での手術も積極的に行っています。令和5年度は集計対象外の地域包括ケア病棟にて顕微鏡下精索静脈瘤手術を19件、精巣内精子採取術を9件行いました。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 14 0.35
異なる 13 0.33
180010 敗血症 同一 40 1
異なる 25 0.63
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

播種性血管内凝固症候群は、全身の血管内で血液が固まり(凝固)血が止まらなくなる重症の病態です。
敗血症は感染に対する全身の反応ですが、ショックや臓器障害を合併することがある重症の病態です。
真菌感染症はカビが原因の感染症で、免疫力が高度に低下した場合などでみられます。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
503 488 97.02

肺塞栓症は増加してきた腹腔鏡手術の合併症として気をつけなければならないものであり、当院では以前より予防措置を重要課題と考え行っております。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1449 1286 88.75

血液培養については感染症を疑う場合、2セットで採取するように推奨しています。
しかし、患者は高齢者が多く静脈からの採血が困難で1セットしか採取できない事例が一定数あります。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
375 331 88.27

抗菌薬を適正に使用するその判断のひとつとして培養検査を実施するよう推奨しています。
抗菌薬適正使用チームでは毎週、入院患者の培養結果と抗菌薬の使用状況を確認しています。
また抗菌薬長期使用患者と特定抗菌薬使用患者の細菌培養結果の確認と必要時には細菌培養を実施するよう介入しています。

更新履歴

2024/9/27
令和5年度 富山県済生会富山病院指標を公開しました。

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