病院案内

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 29 73 107 153 341 527 1297 1197 419

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 82 28.55 20.57 43.9 84.96
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 76 18.04 13.14 9.21 81.83
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 58 6.29 4.36 0 74.07
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 55 2 2.65 0 66.96
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 52 8.29 7.96 0 75.48

当院では、救急患者を積極的に受け入れているため、感染症の患者が上位を占めています。誤嚥性肺炎は、高齢の方や脳卒中後の方で食物等を飲み込む(嚥下)機能が低下することで発症する肺炎です。高齢者に多く、基礎疾患もあるため入院期間も長くなっています。当院では、多職種による摂食嚥下サポートチームが入院直後から介入し、肺炎治療と並行して嚥下機能回復にも努めています。腎臓又は尿路の感染症も、高齢者の感染症の代表的なものです。
狭心症や心筋梗塞に対するカテーテル治療、大腸ポリープや胃がんの内視鏡治療も積極的に行っています。狭心症や心筋梗塞に対するカテーテル治療では、運動療法など心臓リハビリテーションも同時に行っているため、全国平均に比べ在院日数が伸びていますが、再発防止に重要なものです。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 50 4.34 4.74 0 67.36
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 30 4.33 4.40 0 65.97
060335xx02000x 胆嚢炎等 29 7.69 7.11 0 64.31
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 27 6.04 10.15 0 65.78
060150xx03xxxx 虫垂炎 21 5.29 5.40 0 42.95

当院外科では、甲状腺、乳腺、消化器の良性及び悪性疾患、ヘルニア、虫垂疾患、肛門疾患などを診察しています。消化器疾患では、消化器内科と連携し、最適な治療を短期間の入院で行えるよう心がけています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 94 24.47 25.32 68.09 83.55
070350xx01xxxx 椎間板変性、ヘルニア 71 8.86 9.97 1.41 62.1
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 61 19.1 23.02 0 76.77
070343xx02x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 41 7.2 12.14 0 72.61
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 31 19.97 20.63 3.23 71.1

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 55 20.87 15.63 30.91 68.62
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 53 14.53 9.78 7.55 76.81
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 44 9 8.30 11.36 75.34
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 27 23.7 18.9 66.67 71.93
010230xx99x00x てんかん 22 12.68 7.22 13.64 58.14

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 35 3 2.71 0 75.71
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 - - 2.61 - -
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) - - 3.11 - -
020240xx97xxx0 硝子体疾患 - - 5.36 - -
160200xx9700xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) - - 5.91 - -

当科では、主に地域包括病棟を利用し、2泊3日で白内障手術をしています。その他斜視手術もしています。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 12 8 9.22 0 70.83
080010xxxx0xxx 膿皮症 - - 13.7 - -
070395xx99xxxx 壊死性筋膜炎 - - 17.08 - -

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 39 2.18 2.50 0 7269
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 24 7.13 7.02 0 70.88
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 17 8.35 5.56 0 65.94
11012xxx04xxxx 上部尿路疾患 12 9.42 2.59 0 61.58
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 11 16 8.23 9.09 78.55

当院の泌尿器科では、泌尿器科全般の疾患を取り扱っています。泌尿器科悪性腫瘍でロボット手術の必要な患者さんについては、富山大学をはじめとする近隣の当該病院への紹介を行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 56 - - 18 - 27 1 7.8
大腸癌 15 21 16 34 - 76 1 8
乳癌 19 - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - 10 - - 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
胃がん、大腸がんでは、早期で可能な症例には積極的に内視鏡的切除を行っています。
がん治療は、診断から手術、化学療法、緩和療法まで、検診部門、他診療科(内科、歯科口腔外科など)、検査部門(放射線、超音波部門など)、専門・認定看護師、管理栄養士、リハビリテーション療法士、地域連携部門、訪問看護など、多職種が関わり、患者さんやご家族の満足度の高い治療を行うよう努力しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 76 17.68 80.74
重症 22 25.05 85.09
超重症 - - -
不明 - - -

市中肺炎では、軽症は外来治療が一般的です。中等症例が最多ですが、重症例ほど高齢者が多く、治療期間も長くなっています。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 228 26.64 76.38 41.63
その他 17 32.12 79.35 2.45

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 64 5.89 8.55 1.56 73.89
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 54 1.41 13.43 3.7 76.5
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 52 0.37 6.92 0 74.96
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 52 0 1 0 66.94
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 29 5.86 9.72 13.79 77.28

内科でもカテーテルや内視鏡を用いた手術を行っています。
経皮的冠動脈ステント留置術は、狭心症や心筋梗塞の原因となる動脈硬化により心臓の血管(冠動脈)が細くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)したところを風船(バルーン)カテーテルで広げ、薄い金属の網(ステント)で内張をして治療する手術です。四肢の血管拡張術・血栓除去術は、主に足の動脈に生じた狭窄や閉塞をバルーンカテーテルやステントを用いて治療する手術です。
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は、大腸ポリープや腫瘍を内視鏡を用いて切除する手術です。内視鏡的乳頭切除術は、内視鏡を用いた胆石の治療です。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 49 3.16 3.67 2.04 64.67
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 32 0.59 2.69 0 63.56
K7434 痔核手術(脱肛を含む)(根治手術(硬化療法)を伴わない) 24 0.33 2.04 0 67.88
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 23 6.3 17.91 13.04 75.35
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う) 19 1.21 2.95 0 68

消化器がんのみならず、胆石症、鼠径ヘルニア、直腸脱などの良性疾患にも腹腔鏡下手術を導入し、患者さんの負担が少ない治療を推進しています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(膝) 96 1.85 16.83 1.04 74.33
K134-22 内視鏡下椎間板摘出(切除)術(後方摘出術) 71 1.68 6.18 1.41 62.1
K0461 骨折観血的手術(大腿) 62 0.5 20.35 62.9 83.89
K0811 人工骨頭挿入術(股) 37 5.46 23.22 72.97 83.38
34 骨折観血的手術(前腕) 34 2 19.44 5.88 68.56

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 34 0.59 22.06 17.65 79.03
K1781 脳血管内手術(1箇所) 26 4.08 17.65 7.69 68.81
K178-4 経皮的脳血栓回収術 12 0.17 40.75 75 75.58
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 10 6.6 9.2 0 70.6
K1783 脳血管内手術(脳血管内ステント) - - - - -

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 35 1 1 0 75.71
K2423 斜視手術(前転法と後転法) - - - - -
K279 硝子体切除術 - - - - -

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 25 1.2 4.88 0 70.84
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 17 2 5.35 0 65.94
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 13 1.46 11.62 7.69 62.92
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 13 3.46 8.38 7.69 80.54
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) - - - - -

当院の泌尿器科では、膀胱悪性腫瘍や尿路結石の内視鏡手術を多く施行しています。また、男性不妊の診療にも力を入れており、顕微鏡使用での手術も積極的に行っています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症及び手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 18 0.43
180010 敗血症 同一 35 0.84
異なる 34 0.82
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

播種性血管内凝固症候群は、全身の血管内で血液が固まり(凝固)血が止まらなくなる重症の病態です。 敗血症は感染に対する全身の反応ですが、ショックや臓器障害を合併することがある重症の病態です。 真菌感染症はカビが原因の感染症で、免疫力が高度に低下した場合などでみられます。 

更新履歴

2022/9/29
令和3年度 富山県済生会富山病院指標を公開しました。

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