病院のご案内

院長ご挨拶

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  済生会は明治天皇の済生勅語(施薬救療)に基づいて設立されました。本院は、「患者さん本位の心温まる優れた医療の提供」を理念とし、主に富山医療圏の東北部の皆さんの診療を担っています。

  二次救急の輪番病院としても地域医療に貢献し、特に脳卒中診療に力を入れています。脳卒中センターを設置し24時間365日救急患者さんの診療にあたっており、急性期脳卒中患者さんの診療実績は北陸でも屈指のものです。本年6月からMRI装置は2台体制となり、救急患者さんへの対応に支障をきたすことなく予約検査までの待ち時間が短縮されました。また脳卒中内科の専門医が新たに着任し、よりきめの細かい脳卒中診療が提供できるようになりました。しばらく休止していた脳ドックも近いうちに再開の予定で、富山県の脳卒中診療の中核病院として診療の一層の充実を図って行きます。

 脳卒中以外にも冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)、末梢動脈疾患といった血管病の診療を重視しております。糖尿病では動脈硬化の進行が速く、足指の血行障害から壊死に陥る危険があり、これを防ぐためフットケアをはじめとしたチーム医療を実践しています。また人工関節センターを設置した整形外科では、関節、脊椎、手の手術を得意とし、多くの患者さんを紹介して頂いております。泌尿器科は昨秋から専門医が1名増員され、外来の待ち時間や手術までの待機期間の短縮など、患者さんの期待に応えられるようになりました。

 我が国は急速に超高齢社会に突入し、医療の在り方を巡って様々な改革が進行中です。地域の様々な医療資源を効率的に投入して、特に高齢者の医療を包括的に行う施策が実施されることとなり、併せて各病院の病床機能の在り方の見直しが求められています。

  本院でも今秋を目途に1つの病棟を地域包括ケア病棟に転換いたします。急性期の医療が一段落し、自宅への退院を目指した医療を重点的に行うものです。この病棟は、本院で急性期医療を受けた患者さんにとどまらず、大学病院などで急性期医療を受け自宅への退院を目指す患者さんも受け入れ対象となります。そのため、病診連携にもこれまで以上に力を入れて行きたいと思います。紹介患者さんのスムーズな受け入れ、診療結果の遅滞のない報告などに努めます。2か月ごとの地域連携の会ではご紹介頂いた患者さんの診療結果の呈示、最新の医学情報の提供など、より緊密な連携の構築を目指します。

  地域の皆さんには診療ばかりでなく出張講演(昨年度は38回実施)、市民公開講座(2回実施)を通じて、健康増進、病気の予防などに関して医師、看護師、その他のコメディカルスタッフが分かりやすく説明する場を提供しています。町内会、長寿会、婦人会、介護施設等で健康に関する話を聞きたいというご希望がありましたら、地域連携室までご連絡下さい。

 小粒であってもキラリと光る病院をめざし、地域の皆さんばかりではなく広く富山県民の医療ニーズに応えてゆきたいと思います。


平成28年6月   
院長 井上 博