循環器内科

心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションとは

 「心臓病の患者さんにリハビリテーション」と言われてもピンと来ない人が多いのではないでしょうか?以前は狭心症や心筋梗塞など心臓病をもつ人は安静第一でしたが、最近の研究から心臓病を患う人には運動が極めて有効であることがわかってきました。そこで心臓病の人に積極的に運動を行うようになり、その結果再発の予防や生活の質の向上などの効果がみられるようになりました。このように心臓病の人が適切な運動を行うことを心臓リハビリテーションと言います。

適切な運動とは

 過度な運動は心臓病の人には危険です。そこで、心臓の機能を検査することにより安全かつ効果の大きい運動プログラムを作成します。心臓病の程度や心臓の機能は人によって異なるため運動のプログラムも異なります。

実際にどんなことをするのですか?

以下の順序で行います。

  • ① 血圧測定などの状態のチェックを行います。
  • ② 準備体操を行います。
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  • ③ 歩行や自転車こぎなどの有酸素運動の他、道具を使った筋力運動をおこないます。
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  • ④ 最後に整理体操を行い終了です。
     水分補給を行い帰宅していただきます。

心臓リハビリテーションの効果

  • 体力が回復し、スムーズに動けるようになります。
  • 筋肉や骨が鍛えられ、疲れにくくなるとともに心臓の働きを助けます。
  • 動脈硬化のもととなる危険因子(高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満)が軽減します。
  • 血管が柔らかくなり、循環が良くなります。
  • 狭心症や心不全の症状が軽減します。
  • 自律神経を安定させ、動悸や不整脈が軽減します。
  • 不安が改善し快適な生活を送る事が出来ます。
  • 心筋梗塞の再発や突然死が減り、死亡率が減少します(3年間で約25%の死亡率低下)。

入院から外来へ

 当院に入院された方は入院中より心臓リハビリテーションを行い、退院後は外来で週に1~3回の外来リハビリテーションを行っています。病状、身体機能さらに家庭環境などをカンファレンスで検討して、適切な運動プログラムを作成しています。なおカンファレンスは毎週行い常に最適のプログラムを検討しています。

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他院からの紹介

 現在、他院で心臓手術などの治療を受けられた方もリハビリテーションを行っております。外来受診をしていただき外来で必要な検査を行います。その後通院でリハビリテーションを行っておりますので、心臓、血管の病気をお持ちの方は当院循環器内科にご相談ください。