循環器内科

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◆睡眠時無呼吸症候群
◆心房細動とは?

◆睡眠時無呼吸症候群とは?
  循環器内科、耳鼻科、歯科で診る病気です

  私たちは一生のうち3分の1は眠っています。その睡眠が快適なものであれば健康に過ごせることは間違いありません。これは子供さんでも、大人でも、高齢者でも同じ事です。多くの睡眠障害の内で睡眠時無呼吸症候群は治療が可能な病気の一つです。
 この病気は肥満の方がなると思っているかもしれませんが、決してそうではありません。肥満は一つの要因であり、増悪因子ですが、唯一の原因ではありません。
 下記の図は当院のデータですが肥満度を表すBMIからみても正常の人もかなりいます。
  しかし、重症でCPAP療法を受ける方の中には肥満が強い人が多くみられます。減量でよくなる人もいます。根本的には顔面骨格、口腔、咽頭の問題と考えています。
   しかし、減量のため時間をとられ正しい診断が遅れないようにしてください。

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 この病気は他の生活習慣病(高血圧症、糖尿病、メタボリック症候群)、狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈、脳卒中、夜間の突然死と関わりが強く、睡眠時無呼吸症候群を治療する事が、これらの病気をコントロールし、重大な病気になる事を抑えるものと考えています。
   このため当院では循環器内科で睡眠時無呼吸症候群の診療をしています。
 この病気では顔面骨格、口腔、咽頭の問題とお話しましたが、そのため当院では睡眠時無呼吸症候群を循環器内科、耳鼻科、歯科と緊密に連携し、診療に当たっています。 検査では生理機能検査室のスタッフが昼夜検査に当たっていますし、治療の経過をみる検査もしております。

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簡易式PSG:自宅でもできる簡易式睡眠検査(モルフェイス)、PSG:正式な検査(スリープウォッチャー)で、最低1泊の入院が必要です

入院検査の結果、下記の如く治療方針を決めます

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◆熟睡感がなく、日中の眠気がひどい人
◆夜、イビキがひどく、呼吸が止まっていると言われている人
◆居眠り運転で、ハットした経験のある方
◆それ以外にもちょっと考えると無呼吸と関係ないような症状でも他科で調べはっきりしなければ――――相談にきてください

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病気や検査の詳しいことは、当院生理機能室ホームページに分かり易く載っていますので参考にしてください。


◆心房細動とは?

不整脈の一種で、心臓が速く、不規則に動く病気です。

 心房細動の原因疾患は、高血圧、糖尿病、様々な心疾患です。さらに、肥満や過度の飲酒、睡眠時無呼吸症候群なども原因となります。
 心臓は、全身に血液を送り出すポンプの役割をしています。
 心臓が急激に速く動くことによって、血液を効率よく送り出せなくなり、血の塊ができやすくなります。
 さらに、血の塊が血流に乗って、身体の各部の動脈で詰まる恐れがあります。心臓で詰まると心筋梗塞の原因に、脳で詰まると脳梗塞の原因になります。
 心房細動によって脳梗塞を合併した人は、梗塞巣が大きいため、生命予後や生活の質を大きく損ねます。

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心房細動の予防には、早期に発見し適切な治療を行うことが大切です。
自分で簡単にできることは、血圧を測ったり、脈を測ることです。

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「脈の日」について

 日本不整脈心電学会と日本脳卒中協会は、国民に脈のチェックを呼びかけるため、語呂あわせで、3月9日を「脈の日(Check Pulse Day)」と制定しました。
 また、心房細動の症状や心房細動による脳梗塞予防を広く知らせるため、 脈の日から一週間(3/9~3/15)を「心房細動週間」としています。
 当院でも「脈の日」にあわせ、平成28年3月9日に、院長による健康講座を開催しました。
 テーマは、「心房細動って何?~心房細動による脳梗塞を予防~」です。当日は、県内各地から250名もの方々が集まり、真剣に受講されていました。
 今後も、このような啓発活動を行っていきたいと思います。

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